文化横町の東側入り口近くにある「重庵」さん。文化横町を通る度にちょと気になっていたのですが、お店のメニューを見ると2000円からの料理だったので、サラリーマン相手ではないだろうと敬遠していたのですが、お店のホームページを見ると850円のリーズナブルなメニューもあるという事で入ってみることにしました。

　お店は、１階脇の階段が３階まで繋がっていて、２階途中の踊り場でお店に入るようになっています。

　ドアを開けると、左手が厨房とカウンター３名、右手に２人掛けのテーブルが７脚並んでいて、４人掛けにも６人掛けにもレイアウト変更出来るようになっています。

　お店は、クリーム色で統一された壁やテーブルで、おしゃれな雰囲気を受けます。　店内にジャズが流れているところなどもおしゃれでしょうか？

　行った時のお客さんは、近くに買い物に来たと思われるおばさま方が４名いましたが、かなり空いている感じです。　後から常連らしき３名がカウンターに入ったぐらいです。

　一番安い「どんぶり御膳(850円)」でも良かったのですが、ワンランクアップして980円の「親方おすすめ御膳」を注文。　「親方おすすめ御膳」は２種類あって、生姜焼き(肉)か刺身(魚)が選べるようです。

　10〜15分ぐらいで、運ばれてきたランチを食べてみましたが、メインの大泉ポークはしっかりした歯ごたえがあり、肉汁の甘いおいしい豚肉でした。

　付け合わせもマグロフレークと生姜スライスの煮物であったりと工夫された料理でした。

　食べてみて一番うれしかったのは、ご飯がおいしい事です。　いつも脇役のように思われがちなご飯ですが、日本人は、おいしいご飯を食べる為におかずがあるような気がします。

　おいしいご飯を食べるとほっとするというか…、料理がおいしいか？おいしく無いか？という以前の問題だと思うのです。

　お客さんもそれほど多い訳ではありませんし、食後のコーヒーも、普通の炭火焙煎とはちょっと違った、芳（こう）ばしい香のコーヒーだったし、ゆっくり食事してまったり過ごすというランチには丁度良い感じです。

　値段はちょっと高めかも知れませんが、隠れ家的なお店として良さそうです。

　ここの親方は、「あんびえん亭」から「嵯亜可巣（さあかす）」と言ったお店で料理を作って来た人で、仙台では伝説的な料理人のようです。