芝商店街の裏通りにひっそりとたたずむフレンチのお店があります。「Bistro Tout Seul」という名前のお店は、マンションの１階に小さな窓で営業しています。

　ランチメニューは「北海道産サーロインステーキ」１種類のみ。お店はカウンター席5席、テーブル席が28席(?)ぐらいのお店です。

　先客は20名ぐらいで、ほぼ8割ぐらいの席が埋まっていました。男女の比率で言うと7対3で男性が多いような客層でした。

　カウンターに案内され、テーブルに着くと。お水が運ばれて来ます。オーナーシェフの大竹さんが１人でランチの切り盛りをされています。

　ガラガラとにぎやかな厨房＆戦場のような厨房です。「一人で大変ですね」…と声をかけると「昼の１時間だけですから…」と愛想の良い笑顔。

　ランチメニューは注文せずとも５分ぐらいの早さでテーブルに運ばれて来ます。

　食べてみると、北海道産のステーキは、少し筋や脂身が多いものの明らかにイイ肉を使っているという事がわかるような肉です。

　北海道産だからなのか、口に入れた瞬間にミルクのような香りが漂ってくるようなステーキ肉でした。

　オーナーの大竹シェフは６年間フランスで修行された本格的なシェフ。北海道サロマ湖鶴雅リゾートホテルでも料理長をやっていたという事です。

　…なので上質な北海道の素材が手に入るんですね。

　今度は夜にでも来てみたくなるようなお店でした。